研究課題/領域番号 |
17H04411
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
里村 一人 鶴見大学, 歯学部, 教授 (80243715)
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研究分担者 |
徳山 麗子 鶴見大学, 歯学部, 学内講師 (20380090)
梅木 泰親 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (10552408)
井出 信次 鶴見大学, 歯学部, 助教 (00611998)
田所 晋 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (70552412)
舘原 誠晃 鶴見大学, 歯学部, 講師 (90380089)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 分化転換 / 再生医療 / 脊髄損傷 / 骨芽細胞 / 組織再生 / 成熟機能細胞 / 分化可塑性 |
研究成果の概要 |
失われた組織や臓器の再生を目指す再生医療実現のための細胞源として、現在幹細胞を用いた研究が進められているが、生物学的制約や倫理的問題、遺伝子導入の安全性などいまだ克服すべき点は多い。そこで本研究では、細胞源を生体内において最終分化した細胞とし、これらに遺伝子導入を行うことなく、周囲環境の変化のみにより分化転換させ、目的とする再生医療を実現できる可能性につき検討した。その結果、最終分化した骨芽細胞から神経細胞への分化転換と考えられる現象を確認したが、その他の細胞については細胞の変化は認められるものの、明らかな分化転換とは断言できなかった。今後さらにこの事象について解析を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により想定された結果が得られ、最終分化した機能細胞が実際に分化転換し、直接別の細胞として機能することが確認されたことから、再生医療実現のための新しい細胞供給源が確保されることとなり、まったく新たな観点からの再生医療の実現が可能となることが期待され、さらには現在熾烈な国際競争が繰り広げられている再生医療分野において、わが国が強いリーダーシップをとることが可能になるものと考えられる。ただし、さらに様々な系統を異にする細胞を用いて、分化転換が可能か否かについて検討する必要があると考えられた。
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