研究課題/領域番号 |
17H04469
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
花田 裕子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (80274744)
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研究分担者 |
永江 誠治 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (50452842)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 移行支援 / 子どものトラウマ / 里親 / 看護師 / 児童虐待 / 児童精神科看護 / トラウマ / 養育者支援 / 子ども・若者 / 若者 / 社会的養護 / ケア / 子ども / 養護施設職員 / 養育的かかわり |
研究成果の概要 |
本研究によって開発された研究プログラムは、米国オクラホマ大学の米国内で提供されている子どものトラウマの研修内容をベースとした。しかし、研究者らの調査によって明らかにされた、日本のトラウマを抱えた子ども達の問題行動に焦点を当てた内容に修正してパイロットスタディを実施した。参加者と研修内容について検討してコンテンツ及び説明方法、日本語の表現の分かりやすさを改善していった。その結果、本研修プログラムは、参加者たちから、子どものトラウマの理解とその影響によって生じる様々な問題行動についての理解を深めることができる。参加者が具体的な支援方法について2つの理論を理解でき応用できるようになったと評価された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、トラウマを抱えた子どもを養育する里親や児童養護施設及び児童精神科病棟の看護師を対象としたケアテイカーのための研修プログラムの開発を目的とした。日本においても、徐々に児童虐待をはじめとして子どものトラウマは、子どもの成長発達に大きな影響を及ぼすことが知られてきた。里親たちは、子どもと生活を共にする過程で様々な問題を感じているが、なぜそのような問題を起こすのかどう関わるとよいのか分らない状態であった。本研修プログラムを受講することで、子どもの問題行動の理由がトラウマに由来すること、どうかかわるとよいのか、そして回復への時間が必要なことを理解できたと評価された。広く活用されるようにしたい。
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