研究課題/領域番号 |
17H04495
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
曄道 佳明 上智大学, 理工学部, 教授 (50262118)
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研究分担者 |
プテンカラム ジョンジョセフ 上智大学, 経済学部, 教授 (00306987)
小松 太郎 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (20363343)
山崎 瑛莉 上智大学, グローバル教育センター, 講師 (20757257)
宮武 昌史 上智大学, 理工学部, 教授 (30318216)
伊呂原 隆 上智大学, 理工学部, 教授 (60308202)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 鉄道 / 数理モデル / 貧困 / 教育 / 環境 / 開発 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、アフリカや南アジアなどを中心とした開発途上地域にあって、鉄道を中心とした公共交通ネットワークが発展途上地域の発展へ貢献する具体的方法論を導こうとするものである。すなわち、グローバル社会の形成期にあたり、鉄道ネットワークの形成により、貧困、教育、環境問題を複合的に解決する指針を与えることである。
本研究は、方法論の構築を目指すとともに、提案する鉄道ネットワークに対する経済効果、雇用の創出などの開発経済の側面からの検証方法を確立した。具体的には、南アフリカ・インドにおける調査を基に、簡易的なモデルケースに対して、導入すべき鉄道技術に関する数例を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、以下3点の成果がある。すなわち、第一に、持続可能な社会づくりのためのネットワークの形成やロジスティクスについて、倫理的なサプライチェーンの構築から開発途上地域における教育開発の現状分析等まで幅広く行い、知見を得た。第二に、特に途上国向けに架線がなくかつクリーンな鉄道を構築するための技術に関する研究を進めた。第三に、実地研究をふまえて、貧困や教育に関する課題に鉄道がどのような影響を及ぼすかを明らかにしたうえで、導入すべき鉄道技術のモデル構築のための具体的な要素を抽出した。以上から、社会基盤としてのインフラ構築における指針を提示したことによる学術的及び社会的意義を有すると考える。
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