研究課題/領域番号 |
17H04502
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
寺山 恭輔 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (00284563)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 極東地方 / スターリン体制 / 満洲国 / 政治局 / ソ連 / 日ソ関係 / スターリニズム / ソ連極東 / 対日政策 |
研究成果の概要 |
本研究は1920年代から1945年に至る時期のスターリン統治下のソ連の極東政策に焦点をあてている。特に1931年の満洲事変と翌年の満洲国の建国は、反共的で敵対的な「国家」がソ連極東に隣接して急に出現したため、スターリン体制にきわめて多きな影響を及ぼした。ソ連の安全保障にとって死活的なこの問題を重視しつつ、本研究はスターリンとその指導下に活動していたソ連の最高決定機関たる政治局によるソ連極東政策を分析している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スターリンの極東政策、対日参戦の遺産が、戦後75年を経て未解決の北方領土問題である。そのため日露間には、ソ連時代の閉鎖的・敵対的雰囲気が残っており、領土問題が時々話題に上る以外、この国境隣接地域たるロシア極東に関する情報は少なく、日本人の知識が豊富とは言い難い。本研究により、北方領土問題が生まれるまでのスターリン時代のソ連極東地域の実態について、ロシアをはじめとする先行研究も参考にしつつ、一次史料に基づいて基本的な全体像を描く足掛かりをつかむことができた。
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