研究課題/領域番号 |
17H04506
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大山 修一 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00322347)
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研究分担者 |
阪本 拓人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40456182)
桐越 仁美 国士舘大学, 文学部, 講師 (70793157)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | サハラ以南アフリカ / 人口増加 / 内戦・テロ / シミュレーション / 紛争解決 / 平和構築 / 土地不足 / 民族間紛争 |
研究成果の概要 |
西アフリカ・サハラ砂漠の南縁に位置するサヘル帯では人口が急増しており、1人あたりの農地面積の縮小による食料不足や飢餓、貧困が慢性化し、毎年、雨季になると各地で農耕民と牧畜民(フルベ、トゥアレグ)が放牧地をめぐって紛争を繰り返し、近年では死者も出て激化している。本研究は、現地データのシミュレーションによって人口増加や土地利用、紛争がどのように発生するのか将来予測をおこない、どのような方策によって紛争の発生を緩和することができるのかを検証した。そして、農耕民の畑と牧畜民の家畜が近接しないよう、都市の有機性ゴミを使って緑化し、牧草地の造成に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サヘル地域においては各地で農耕民と牧畜民の紛争、低開発や貧困にともなうボコ・ハラムのテロが頻発し、大きな社会問題となっている。治安の悪化もあってフィールドワークの継続は難しい。本プロジェクトのメンバーは、サヘル地域の農村に住み込み、徹底したフィールドワークをもとに農耕民や牧畜民の生活様式をつぶさに観察し、人口増加と飢餓、貧困の連鎖メカニズムの解明、紛争抑止に向けた実践と効果の評価、そしてシミュレーションによる紛争発生の将来予測という実践・評価・シミュレーションにもとづく紛争予防のアクション・リサーチを展開してきた。西アフリカの情勢変化が混沌としている現在、将来のシミュレーションは重要である。
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