研究課題/領域番号 |
17H04517
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 高野山大学 |
研究代表者 |
松長 有慶 高野山大学, 文学部, 名誉教授(移行) (30086029)
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研究分担者 |
加納 和雄 駒澤大学, 仏教学部, 准教授 (00509523)
櫻木 潤 高野山大学, 文学部, 専任講師 (10454604)
乾 仁志 高野山大学, 文学部, 教授(移行) (30168421)
内藤 栄 独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館, その他部局等, 部長 (40290928)
那須 真裕美 種智院大学, 人文学部, 講師(移行) (40424973)
松長 潤慶 (松長 恵史) 高野山大学, 文学部, 教授(移行) (90768897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 密教 / 金剛頂経 / 海洋交易路 / インドネシア / 曼荼羅 / 智拳印 / ヒンドウ― / 大日経 / 海洋交易 / 南インド / 密教法具 / 密教の流伝 / ヴァジュラヤーナ / 刻入銘文 / ジャワ島 / バリ島 / スマトラ島 / ヒンドゥー / 仏教学 / 印度哲学 |
研究成果の概要 |
研究対象地としてインドネシア諸島に焦点を絞り調査を進めた。現地での密教遺品の収集を実施し、遺品の主要部分を占める金属製遺品の蛍光エックス線による成分分析を実施した。また、インドネシアの旧宗主国であったオランダの各施設の研究機関においても現地調査を実施し、インドネシア出土品として考察対象に加えた。考察の結果、インドネシア諸島には密教系仏教、特に瑜伽部から初期無上瑜伽部のの遺品が多数現存していることが判明した。 最終年度に『研究報告書』として、インドネシア側の研究論文2編(英文)と日本側の研究論文6編(日本文、および英文)と、海外現地調査で収集した写真資料を付した『研究報告書』を発刊した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋交易路によって伝播・形成された密教系仏教の実像を解明することを目的とした。近年、インド密教については、文献・遺品・遺構などの各種資料に基づいた研究が着実に加速している。一方、インドと文化的に密接な関係を持つ海洋・島嶼地域には、8世紀から14世紀における仏教関連資料が多数遺存しているものの、これらの総合的・包括的な分析研究はいまだ端緒を開いたところである。本研究は、これまでに蓄積してきた研究成果を踏まえ、未整理・未分析の資料を詳細に分析することで、海洋交易路の重要な中継点であるインドネシアで展開した仏教の思想的・歴史的意義と、仏教伝播において海洋・島嶼地域が果たした役割を明確にした。
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