研究課題/領域番号 |
17H04526
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 公益財団法人古代学協会 (2018-2020, 2022) 滋賀県立大学 (2017) |
研究代表者 |
田中 俊明 公益財団法人古代学協会, その他部局等, 客員研究員 (50183067)
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研究分担者 |
徐 光輝 龍谷大学, 国際学部, 教授 (70278498)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 楽浪郡 / 玄菟郡 / 古代東北フロンティア / 遼東郡 / 古代朝鮮 / 高句麗 / 夫余 / 東洋史 / 朝鮮史 / 考古学 / 東北アジア史 / 東北アジア考古学 / 中国東北フロンティア |
研究成果の概要 |
文献・考古の両面から、古代中国における東北フロンティア開発の実態を把握する研究を進め、遼東郡・玄菟郡地域の現地踏査をした。成果として、わたしは「夫余の漢文化受容と遼東郡・玄菟郡」を発表し、燕の遼東郡進出の経緯と夫余との関わり、その後の夫余における漢文化受容の状況、それと玄菟郡との関わりについて整理した。共同研究者である徐光輝は「遼寧地方の集落考古学的研究」を発表した。彼は遼河の東西地域の遼東郡設置以前から設置後の考古学的状況を理解することをめざした。その他、研究協力者の論考も得て、論集をまとめることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東北フロンティア開発拠点である県城址を中心に調査を進めた。現実にはコロナ禍によって十分な調査をすることができなかったが、それでも現在の状況について確認することができ、保存をしなければ埋没することも提案した。現地の研究者と同行しており、現状が研究レベルで共有できたことは意義が大きい。また、そうしたフロンティア開発によってうける在地勢力のインパクトについても考察した。それは東北アジア諸民族の発展についての歴史的追究を進めたものであり、中国史の立場のみではなく、在地社会の動向をあわせ総体としての歴史が追究される基礎を築いたものということができる。その点での学問的寄与は大きいと考える。
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