研究課題/領域番号 |
17H04527
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
長谷川 修一 立教大学, 文学部, 教授 (70624609)
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研究分担者 |
三津間 康幸 筑波大学, 人文社会系, 助教 (00568280)
津本 英利 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (40553045)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | アッシリア / バビロニア / アケメネス朝ペルシア / 行政州 / 帝国 / イスラエル / ユダ / アケメネス朝 / 西アジア |
研究成果の概要 |
紀元前1千年期、西アジアに世界初めての帝国が出現した。帝国は広大な範囲を支配し、異なる言語・民族の人々を支配下に置き、異なる風土を支配した。古代西アジアの帝国はそれらを行政州に分けて支配したが、本研究では、文献史学・考古学の両方の方法を用い、さらにそれらの成果を総合して、アッシリア、バビロニア、アケメネス朝ペルシアという三つの古代西アジア帝国それぞれがどのように行政州支配を進めていったのかについて研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、古代西アジアの帝国は異なる地域において異なる方法を用いて行政州を支配、管理していたことが明らかになった。本研究で実際に比較したのは、主として東地中海に面した地域の行政州と、現代のクルディスタン地域の行政州だが、後者においては、主として物質文化の特徴から、在地の文化を取り入れつつも、帝国の支配を確立するために支配層の文化を持ち込み、あるいは在地のエリート層が積極的に支配層の文化を取り込みつつ地域での支配を進めていったことが見て取れた。東地中海地域についても同様の様子が見られるが、同時に風土に合わせた行政州経営をしていた様子もうかがえた。
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