研究課題/領域番号 |
17H04547
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松永 宣明 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (80127399)
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研究分担者 |
高橋 基樹 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (30273808)
大坪 滋 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (40247622)
スクサバン ヴィサテップ 兵庫県立大学, 経済学部, 准教授 (80599027)
MASWANA J.C. 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (30378525)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | イノベーション / 企業家能力 / ベトナム / ラオス / ラーニング / 経済開発 / 中小企業 / 発展途上国 / 企業パフォーマンス / アジア地域 / アフリカ地域 / 計量分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、途上国におけるイノベーションと企業家能力の実態を数量的に明らかにし、途上国がイノベーションの成果を取り入れて経済開発を進めていくために必要な政策を提言することを目的として、主に途上国における実態の把握を現地調査とデータ解析により実施した。 その結果、途上国にとって真に必要なのは先端技術によるイノベーションではなく、既存技術の模倣によるイノベーションであり、それを促進するような政策が必要であることがわかった。具体的には、人的資本、社会的関係資本、イノベーション活動の経験が重要であり、それを促進するような政策が必要と言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国にとって本当に必要なのは、先端技術によるイノベーションではなく、既存技術の模倣によるイノベーションであることが、ラオスとベトナムという限られた途上国ではあるが、現地調査とデータ解析により確認された。これは、途上国の経済開発を進める上で極めて重要であり、それを支援する援助政策の立案・実施においても重要である。 また、途上国において模倣によるイノベーションを促進するために人的資本、社会的関係資本、イノベーション活動の経験が重要なことが判明したので、経済開発を促進・支援するために必要な政策がわかった点も大きな社会的意義を有している。
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