研究課題/領域番号 |
17H04561
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所 (2019-2021) 横浜国立大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
吉原 直樹 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (40240345)
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研究分担者 |
橋本 和孝 関東学院大学, 社会学部, 教授 (90198672)
速水 聖子 山口大学, 人文学部, 教授 (90271098)
松本 行真 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (60455110)
三浦 倫平 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (10756836)
今野 裕昭 専修大学, 人間科学部, 教授 (80133916)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 比較社会学 / 海外日本人社会 / 情報環境 / コミュニティ |
研究成果の概要 |
デンパサール市、シンガポール、ホーチミン市のフィールドワークによる知見の総合とそれ以外の東西にわたる複数都市に関する既存成果の援用によって、海外日本人社会が多種多様なメディアが複雑に交差する情報環境のなかで脱統合的で離接的な集団構造を形成し、日本人移民のセーフティネットの構築に照準したコミュニティを形成/再編しつつあることを明らかにした。そしてそのことによって、移民研究の新しいステージを画することに資することになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外日本人社会の「新しい形」と変動の位相を、人びとが「生活の共同」を切り結ぶコミュニティの次元から比較社会学的に追い上げることによって、グローバル化研究および移民研究に厚みを加えるとともに、海外日本人社会のグローバルな世界におけるポジション(立ち位置)の確認と今後の変容の方向の探究に資することになった。同時に従来の移民研究のバイアス(偏向)を質すとともに、越境の変容からみえてくるエスニック・コミュニティの新たな理論地平をさし示した。
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