研究課題/領域番号 |
17H04567
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 獨協医科大学 (2018-2019, 2021) 聖マリアンナ医科大学 (2017) |
研究代表者 |
小泉 智恵 獨協医科大学, 医学部, 研究員 (50392478)
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研究分担者 |
中山 美由紀 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (70327451)
鈴木 直 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (90246356)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 心理カウンセリング / 心理社会的ケア / 生殖補助医療 / 医療システム / スティグマ / 心理職の不足 / 法律・ガイドライン / 費用 / 生殖医療 / がん生殖医療 / 医療経済 / 多職種連携 / がん・生殖医療 / 妊孕性温存 / 多職種チーム / 医療連携 |
研究成果の概要 |
研究目的は生殖医療、がん・生殖医療で、欧州、アジアの医療制度、社会文化、施設、患者、専門職の状況を調査し、患者・医療者・医療経済面からみてより良い支援を明らかにする。日本、韓国、フィリピン、タイ、台湾、上海、香港、インドネシア、インド、オーストラリア、スイス、ドイツの生殖医療従事者で各国地域の学会代表者に質問紙とインタビューを現地で実施した。多重コレスポンデンス分析で心理カウンセリングの普及は、体外受精では法律・ガイドライン、ESHRE心理社会的ケアガイドラインの知識、心理カウンセリングの費用、心理職の不足、がん・生殖医療では腫瘍医と生殖医の連携、社会的スティグマ、心理職の不足が関連した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本だけでなく世界各国で、不妊治療や妊孕性温存をうける患者は妊娠率が高くないこと、治療の見通しを立てにくいことでストレスが大きくなり心理社会的ケアを求めている。支援の状況は多様であるが、概してアジア圏では支援体制があまり普及していない。本研究はアジア・オセアニア・ヨーロッパ12か国(地域)の専門家に調査し、支援体制の障壁と推進要因を明らかにした。各国(地域)の法律・ガイドライン、医療システム、心理専門職の構成、心理支援に対するスティグマ、コストにより、支援体制の問題が生じていることが分かった。これらの問題を解決することが世界の心理支援を推進するので、学術的意義、社会的意義がある成果となった。
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