研究課題/領域番号 |
17H04621
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
久世 雅樹 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (40335013)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 寄生植物 / 天然物化学 / フィールドワーク / 分析化学 / 生体成分 / フィールド調査 / 有機化学 / メタボローム解析 / 生理活性 / 植物 / 分析科学 |
研究成果の概要 |
世界の主要穀物であるソルガムに寄生し、収穫量に甚大な被害を及ぼしている雑草「ストライガ」を除草により防除することを目的として、ストライガにおける有用物質の探索研究を実施した。その結果、フラボノイド誘導体の構造を決定することに成功し、これらが古来からストライガが薬用植物として利用されきた理由であると推測している。除草効果の実証実験も現地で実施する体制を整えることができた。スーダン人研究者への分析技術の移転も計画通り推進できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストライガのような寄生植物は穀物の収穫を低下させる原因であり、この防除は世界の食糧問題を解決する上で欠くことのできない重要なタスクである。本研究成果は、ストライガにおける市場価値のある天然物を見出し、除草にインセンティブを与えることで、除草による寄生植物の防除を目指す上で必須のものである。今後、除草したストライガを買いとるシステムを構築することで、除草による防除効果が大きく期待できることから、世界の食糧問題を解決する一つの手法を提供するものである。
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