研究課題/領域番号 |
17H04641
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
八田 岳士 北里大学, 医学部, 講師 (00455304)
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研究分担者 |
白藤 梨可 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教 (00549909)
中尾 亮 北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (50633955)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | R. decoloratus / 殺ダニ剤抵抗性 / ケニア / ウガンダ / amitraz / octopamine receptor / SNP / LAMP-RFLP / マダニ / アフリカ / cell-based assay / ガーナ / Acetylcholinesterase / 電位依存性ナトリウムチャネル / アドレナリン作動性様オクトパミン受容体 |
研究成果の概要 |
アフリカ地域の畜産経済振興において、ウシマダニ亜属のRhipicephalus decoloratusの吸血とマダニ媒介感染症の蔓延は、重大な障害となっている。本研究では、殺ダニ剤に依拠した従来のマダニ駆除プロトコールの問題点である殺ダニ剤抵抗性形質診断手法の迅速化技術の開発を図るものである。特にホルムアミジン系殺ダニ剤であるアミトラズの標的分子オクトパミン受容体をコードする遺伝子の変異に着目し解析を行った。SNP解析の結果、少なくとも3か所以上のアミノ酸置換を伴う変異を見出し、cAMP解析においても野生型と比べて高値を示すSNP変異を見出すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
殺ダニ剤抵抗性を有するRhipicephalus decoloratusは、アフリカ地域優占種ということもあり、遺伝子情報が不足している。殺ダニ剤抵抗性の診断は従来の虫体を使用した暴露試験で行われているが、これに代替しうる遺伝子診断手法が希求されている。本研究成果は、殺ダニ剤アミトラズの抵抗性形質に関与する遺伝子のSNP検出法の開発に寄与するものであり、学術的にも社会的にもインパクトの大きい成果といえる。
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