研究課題/領域番号 |
17H04647
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平田 收正 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (30199062)
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研究分担者 |
原田 和生 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (50397741)
松浦 秀幸 大阪大学, 薬学研究科, 助教 (10596232)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 衛生薬学 / 薬剤耐性菌 / 抗菌性物質 |
研究成果の概要 |
薬剤耐性菌の蔓延が世界的な問題となっており、特に東南アジア諸国では市中健常人の保菌率が50%以上と極めて深刻である。本研究では、現地機関との連携により、ベトナム、ハノイ近郊農村地域の環境水および健常人から抗菌性物質および薬剤耐性遺伝子を解析・追跡調査を行うこと目的とした。抗菌性物質は以前、研究実施者が行った調査に比べ、検出率、検出濃度域が低下し、周辺住民の薬剤耐性菌に関する教育、啓蒙活動によって、不適切使用が抑制され、環境中抗菌性物質残留濃度が低下することが示唆された。しかしながら、ESBL産生菌、および薬剤耐性遺伝子は全てのサンプリング地点から検出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により周辺住民の薬剤耐性菌に関する教育、啓蒙活動によって、不適正使用を抑制し、環境中抗菌性物質残留濃度を低下させることが可能であることを示唆した。しかし、環境中の薬剤耐性菌については、環境中抗菌性物質残留濃度と高い相関は見られず、検出されなくなるまでには、相当の対策と時間を要することが示唆された。また、不適正使用の抑制により、周辺住民の経済活動にどのような影響が現れたかを今後評価する必要もある。
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