研究課題/領域番号 |
17H04662
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
コックス シャーロン 長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 教授 (80750140)
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研究分担者 |
柳原 克紀 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40315239)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | Tuberculosis / Malnutrition / Diabetes / Immune function / Patient costs / Psychosocial health / TB / Nutrition / immune function / patient costs / psychosocial health / tuberculosis / malnutrition / diabetes / 栄養学 |
研究成果の概要 |
本研究は、新規結核患者における治療転帰(治療完了、治療失敗、死亡等)に栄養介入法がどのような影響を与え、どのような暴露要因があるのかを把握することを目的とした。フィリピンの都市部と農村部の15の結核クリニックにおいて、新しく結核治療を開始した患者903名を対象にコホート研究を実施し、HIV感染、結核治療における薬剤耐性、るいそう、糖尿病、抗結核薬服薬率・副作用、栄養改善、うつ、医療費、結核に対する免疫反応に関するデータを収集した。糖尿病は併発率が高いだけでなく、多くの症例が糖尿病の診断歴がない事が判明した。また、鬱や不安症状と抗結核薬服薬率の相関も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究から、フィリピンでの結核と低栄養・糖尿病との関連のより強固な科学的知見が得られ、また、結核治療を開始する際の糖尿病診断及び介入の有用性、栄養介入の重要性、医療費やうつ等の実態を網羅的に把握することによって、フィリピン保健省の政策や結核クリニックにおける臨床活動をサポートすることができた。また、将来の介入研究をより適切にデザインするための基礎データが得られただけでなく、介入試験を実施する事ができる環境を構築することができた。
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