研究課題
基盤研究(B)
日米のIgG4関連疾患患者の唾液腺病変を用いて網羅的な遺伝子解析を行った。その結果、MMP9とCCL18が共通発現変動遺伝子として抽出された。症例数を増やして検証を行ったところ、CCL18のみが他の対照群と比較して有意に発現亢進を認め、その主な発現細胞はM2マクロファージであった。以上より、CCL18は疾患特異的分子である可能性が高く、新たな診断マーカーとして有用である可能性が示唆された。
IgG4関連疾患は新規疾患であることから、その研究拠点はきわめて限定的であり、さらに臨床所見および研究結果にも本邦と海外では差異がある。そこで本研究では、欧米の研究拠点である米国のRagon 研究所と共同で、人種間の臨床統計および免疫学的検討を行った。その結果、日米共通の疾患関連分子(CCL18)を同定しており、今後は再発の多いステロイド治療に代わる新しい分子標的治療の開発が期待される。
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