研究課題/領域番号 |
17H04690
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東京大学 (2018-2019) 明治大学 (2017) |
研究代表者 |
青山 一真 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (60783686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 経皮電気刺激 / バーチャルリアリティ / 前庭電気刺激 / 味覚電気刺激 / 嗅覚電気刺激 / 触力覚電気刺激 / ヒューマンインタフェース / インタフェース / 神経刺激 / 感覚提示ディスプレイ / 情動 |
研究成果の概要 |
本研究は,前庭感覚,嗅覚,味覚,視覚などの頭部に存在する感覚器並びに神経を中心とした多感覚を経皮電気刺激によって刺激することで,感覚を提示するディスプレイ技術を開発し,経皮電気刺激による多感覚ヘッドセットの構築を目指すものである. 本研究課題を通し,味覚電気刺激による基本五味の持続的抑制・増強手法の構築,触力覚提示による空中での触覚提示,前庭電気刺激を利用したVRアプリケーションのアウトリーチ活動,視覚電気刺激による単純な図形描画手法等を開発した.これらの電気刺激による単一の感覚モダリティ提示手法を組み合わせ,フェイスマスク型多感覚提示インタフェースを構築できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では独自で提唱している「電流経路仮説」に沿って電気刺激を設計し,その効果を心理物理実験によって検証するという仮説検証型のサイエンス研究により,工学的に意義のある刺激手法の設計を達成している.よって,この研究には電流経路仮説の妥当性を支持するという科学的意義と,その検証過程において得られた新たな刺激により,軽量・安価・小型な経皮電気刺激手法を用いた感覚ディスプレイ技術の高度化という工学的意義がある. また,本研究の成果が社会に認知され始め,学会の招待講演や国内外の技術シーズ展示会,ひいては,産業フェーズ展示会においてもPES技術のアウトリーチができたことには,社会的な意義があった.
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