研究課題/領域番号 |
17H04697
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能ロボティクス
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡本 正吾 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10579064)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | ハプティクス / 触感 / テクスチャ / ディスプレイ / 粗さ / 摩擦 / 触覚 / 触感ディスプレイ / 振動触刺激 / 摩擦力 / 静電摩擦 |
研究成果の概要 |
表面粗さの提示を得意とする機械的(振動)刺激と,静電気を用いた摩擦刺激を併用する触覚テクスチャディスプレイを開発した.表面テクスチャの触感は,表面粗さと摩擦分布によって定義されるものであり,この新しい触感ディスプレイにより,従来の機械的刺激か,摩擦刺激のいずれかを利用する手法よりもリアリティの高いテクスチャが提示された.また,ヒトのテクスチャ触知覚において,粗さと摩擦のダイナミックな関係性が利用されている可能性を新たに見出した.具体的には,両者の位相情報はテクスチャの識別に有意に利用できることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果はタッチパネル用の触覚フィードバック機能の開発そのものであり,その高度化を図るという意味で産業に資するものである.学術的には,触覚によるテクスチャ知覚はこれまでに,単一のモダリティ(例えば,粗さ知覚のみ,摩擦知覚のみ)に対して多くの議論がなされてきたが,それらがどのように統合されるかということを研究した例は少ない.本研究は,粗さ知覚と摩擦知覚がどのように統合されて,テクスチャとして知覚・認識されるかという課題を扱っており,触知覚分野の研究を新しいステージに押し上げるものと考える.
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