研究課題/領域番号 |
17H04704
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 呉工業高等専門学校 (2018-2020) 一般財団法人ファジィシステム研究所 (2017) |
研究代表者 |
江口 正徳 呉工業高等専門学校, 電気情報工学分野, 准教授 (60613594)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
25,220千円 (直接経費: 19,400千円、間接経費: 5,820千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
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キーワード | 循環腫瘍細胞 / 誘電泳動 / 絶縁体ベース誘電泳動 / エレクトロローテーション / 計測工学 / 癌 / 画像診断 / インピーダンス計測 |
研究成果の概要 |
本研究では,誘電特性(誘電率・導電率)に基づく循環腫瘍細胞検出のための基盤技術(デバイス)としてエレクトロローテーションを発生可能なマイクロウェルアレイ,マイクロピラー電極アレイを開発した.これらのデバイスを用いて,ヒト肺癌由来細胞株(PC-9)の誘電特性を測定し,その有用性を明らかにした.さらに,細胞の誘電特性を高速に測定することが可能な絶縁体ベース誘電泳動デバイスを開発した.このデバイスは誘電泳動を発生させるための電解勾配を厚膜絶縁体により引き起こしており,正・負いずれの誘電泳動力を測定することが可能である.また,周波数掃引が可能なため,誘電特性測定の高速化が期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,Cellsearchで問題となっている検出感度の向上だけでなく,抗原抗体反応や免疫染色等を行わずラベルフリーかつ全自動で検出可能な装置の実現にむけた基盤技術を確立する.本研究で開発する基板技術により,循環腫瘍細胞を非侵襲に高感度検出,細胞判別ができ,検出した循環腫瘍細胞を用いて抗癌剤や分子標的療法薬等の評価を行うことが可能となる.
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