研究課題/領域番号 |
17H04719
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 (2019) 神戸大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
若井 暁 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究プログラム), 研究員 (50545225)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 環境評価 / 診断技術 / 微生物腐食 / 微生物群集構造解析 / 金属 / 次世代シーケンス / 電気化学 / 微生物 / 金属腐食 / データベース / 微生物群集構造 / リスク評価 / 腐食 / カルチャーコレクション / バイオリソース |
研究成果の概要 |
微生物が関与する金属腐食現象は様々な環境において甚大な被害を与えることが知られているが、現在までに有効な診断技術は開発されておらず、この微生物腐食に対する革新的な診断技術を開発することを目的とした。これまでに腐食活性が報告されていない数百株の微生物を培養し、新規に腐食活性を示す菌株を発見した。加えて、環境サンプルを用いた腐食再現試験と微生物群集構造解析を実施し、種々の条件で腐食の再現に成功し、各種環境で腐食を起こす微生物群を見出だした。これらの結果に基づき、様々な腐食環境において遺伝子解析による微生物腐食診断が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物による金属腐食は様々な環境で起こっており、多大な経済的損失と施設の劣化による様々な化学物質の漏出による二次的な環境汚染が問題となっていた。本研究では、この微生物による金属腐食について、様々な環境において腐食性微生物集団を見つける技術を開発し、微生物の腐食性を迅速に診断することを可能にした。開発した診断技術を社会実装することで、化学工場やエネルギー関連施設の安全性の確保や身近な大型商業施設等の消火用配管の健全性の確保が可能となる。
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