研究課題
若手研究(A)
介護分野におけるエビデンスの構築と利用(Evidence-based Care)を促進するスキル伝承支援プラットフォームを構築し,実証研究を推進した.主な成果は次の2点である.1)映像やセンシング技術を活用してケアインタラクションの評価の仕組みを開発し,その結果を可視化して病院や介護施設にフィードバックした結果学習の効果が示された.2)本人のQOL向上に向けたアセスメント情報をナレッジグラフとして表現する手法を開発し,その結果を介護従事者にフィードバックすることで学習へ効果があることを確認した.これらの結果から,構築したプラットフォームがスキルの形式知化と伝承に有効であることが示された.
本研究によって,介護の専門家の暗黙知となっていた,インタラクションやアセスメントに関するケアの包括的な知識を体系化することにつながった.知識ベースのアプローチにより,知識の継続的な再構築がプラットフォーム上で実現され,データの少なさや利用を重視したアプローチとして有効であると考える.また,情報学によってデータの可視化や効果的なフィードバックにつながることが明らかとなり,科学的介護が推進されている介護現場のreskillingの方向性に示唆を得られた.
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