研究課題
若手研究(A)
地震波形を利用した地すべりのモニタリングとメカニズムの解明を目指して、地すべりの運動履歴の解明、地すべりを効率よく検知できる手法の開発、地震波形を利用した地すべり津波のシミュレーションと警報システムの開発、地すべりの摩擦特性の解明、地すべりの前兆となる繰り返し地震の解析を行った。複数のイベントの分析を詳細に行い、地震記録によって地すべりの早期検知や津波警報など二次災害を防止するための情報を提供できる可能性があることがわかった。
本研究の成果は、現在まだ達成されていない地すべり即時検知システムを構築するための学術的基礎資料となるものである。地すべり運動と地震波形の関係を詳細に解析することにより、地震波形から地すべり運動を逆問題として推定することが可能となる。この研究成果が実用化されれば、将来は、地すべりの発生位置・時刻を遠隔かつリアルタイムに検出することが可能となる。また、地すべりが海底あるいは海岸で発生した時には、津波警報を出すことができる。
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すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
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