研究課題/領域番号 |
17H04738
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
新岡 宏彦 大阪大学, データビリティフロンティア機構, 特任准教授(常勤) (70552074)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 第二近赤外窓領域 / 光学顕微鏡 / 生体深部イメージング / 細胞イメージング / 希土類蛍光体 / 蛍光プローブ / 第二近赤外領域 / 深部イメージング / レーザー走査顕微鏡 / アップコンバージョン / in vivoイメージング / 再生医療 / 近赤外第二領域 / 深層学習 |
研究成果の概要 |
再生医療技術への応用を目指し、マウスなどの生体内部の細胞を生きたままイメージングする技術の確立を行った。生体に対して透過性の高い第二近赤外窓領域の光(波長950 nmから1600 nm)で観察可能な蛍光プローブの合成と、それらを観察するためのレーザー走査型顕微鏡装置の作製を行った。蛍光プローブとして980 nm励起1030 nm蛍光を示すY2O3:Ybナノ粒子の合成と、820 nm励起で1050 から1100 nm付近の蛍光を示すY2O3:Ndナノ粒子の合成を行った。これらのナノ粒子と生体模倣材料を用いて深部1.5 mmのイメージングに成功した。また、細胞イメージングが可能なことを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二近赤外窓領域(波長950 nmから1600 nm)の光と希土類蛍光ナノ粒子を用いて、生体深部顕微鏡イメージング技術の開拓研究を行った。生体深部の細胞を生きたままイメージングする技術が確立されることで、生体内に移植したiPS細胞などの再生医療用の細胞を詳細に解析できるようになる。細胞の状態や治療効果をモニタリングできるようになれば、今後の再生医療用製品の効果や安全性を担保する技術となる。
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