研究課題/領域番号 |
17H04739
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 金沢大学 (2019-2020) 鹿児島大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
村越 道生 金沢大学, 理工研究域フロンティア工学系, 准教授 (70570901)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
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キーワード | 聴覚 / 内耳増幅 / 感覚細胞 / タンパク質モーター / 分子メカニズム / プレスチン / 外有毛細胞 / 内耳 / 原子間力顕微鏡 / バイオメカニクス / 生体分子 / 分子モーター / 細胞・組織 / 操作プローブ顕微鏡 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
本研究では,内耳の感覚細胞に発現するタンパク質モーター“プレスチン(prestin)”に着目し,その構造と機能を自在に制御する技術とこれを捉える計測技術の開発に取り組み,音受容メカニズムの解明と新規バイオデバイスの創生を目指した.タグと呼ばれる目印を付加したプレスチンを安定に発現する培養細胞株を構築した.同細胞株よりプレスチン分子を一つずつ引き抜き力-進展曲線を取得することで,プレスチンの膜内構造を解析することに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレスチンは,2000年にその遺伝子が同定されて以来,その構造と機能について研究されてきたが,未だ解明されておらず,そのため我々の音受容メカニズムは解明されていない.従来の手法では多量のタンパク質溶液や結晶化等が必要であったため,プレスチンには適さなかった.本研究で新たに提案した手法により,比較的少量かつ結晶化なしに膜内構造を分析できることが示唆された.またこれにより得られた結果は音受容メカニズムの全容解明に貢献するとともに,遺伝性難聴や老人性難聴のメカニズム解明とその治療法開発に貢献できると期待される.
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