研究課題/領域番号 |
17H04753
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤井 直人 筑波大学, 体育系, 助教 (00796451)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,610千円 (直接経費: 19,700千円、間接経費: 5,910千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
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キーワード | 神経ペプチド / マイクロダイアリシス / 熱中症 / 体温 / 地球温暖化 / シグナル伝達 / 熱放散 / トレーニング / 薬理学 / 循環調節 |
研究成果の概要 |
熱放散反応 (発汗及び皮膚欠陥拡張)の末梢メカニズムは不明な点が多い.本研究では,特にイオン交換に関係する要因に着目し (ニコチン受容体,TRPV4チャネル, KATPチャネル, カルシウム依存性塩素イオンチャネル及びプロテアーゼ活性化受容体),これらが熱放散反応にどのように貢献しているかを検討した。本研究より、熱放散反応に寄与する受容体、イオンチャネルが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,熱放散反応のメカニズムがさらに明らかとなった.これらのデータは,熱中症を防ぐ,具体的方策を構築する上で,極めて重要な知見となる.実際の活用例としては,同定された受容体やイオンチャネルを選択的に活性させ,運動時の熱放散反応を向上させるサプリメント,処方箋,食事法の開発が挙げられる.さらには,同定された受容体やイオンチャネルをトレーニング中に選択的に刺激してそれらの適応を促す,新たなトレーニング方法の開発も挙げられる.これらの新しい熱中症予防方法の確立・普及により,暑熱下での学校体育やスポーツ活動の現場での熱中症の発生件数を大幅に低下させることができると期待される.
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