研究課題
若手研究(A)
低酸素環境を利用して持久的競技能力の向上に効果的な運動トレーニング(TR)プログラムを考案するために、低酸素刺激とTRの組合せによる影響を検証した。本研究ではTRによる酸素利用能力への効果を維持したまま、低酸素環境特異的な適応を得られるTRプログラムを考案するために、低酸素環境とTRの様々な組み合わせが有酸素性代謝能力に及ぼす影響を検討した。低酸素暴露およびTRは単独の刺激因子として用いられた場合はそれぞれ有酸素性代謝能力に関与する異なった因子を向上させるものの、両因子を組み合わせた際にはそれらの効果が減弱、消失する可能性が示唆された。
低酸素環境を用いた運動トレーニングの最適化条件を検討することによって、低酸素トレーニングによる身体的負担を軽減しながら(低酸素暴露時間の最短化や酸素濃度設定値の最適化)、低酸素トレーニング特異的な適応を効率的に獲得し、筋の有酸素性代謝能力を効果的に向上させる新たな低酸素トレーニングプログラムを提唱できると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)
北陸スポーツ・体育学研究
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