研究課題/領域番号 |
17H04767
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域研究
|
研究機関 | 椙山女学園大学 (2020, 2022) 静岡県立大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
松浦 直毅 椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (60527894)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
22,620千円 (直接経費: 17,400千円、間接経費: 5,220千円)
2020年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | アフリカ大型類人猿 / 生物多様性保全 / 持続可能な開発 / 住民参加 / アフリカ / 大型類人猿 / 熱帯雨林 / 持続的開発 / 環境保全 / ヒトと動物の関係 / 人と動物の関係 |
研究成果の概要 |
本研究は、アフリカ大型類人猿の重要な生息地であるとともに、長期野外研究の拠点でもあるアフリカ中部の三つの自然保護区(ガボン:ムカラバ・ドゥドゥ国立公園、コンゴ民主共和国:ルオー学術保護区、タンザニア:マハレ山塊国立公園)を対象に人類学的調査をおこない、地域住民と類人猿の共存を支える文化的基盤、研究が地域にもたらす影響、保全と開発に関わる諸アクターの関係をそれぞれ明らかにした。その結果をもとに、類人猿の研究と保全が統合的に発展し、将来にわたって地域の持続的開発にも資する保護区運営システムを考案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アフリカ大型類人猿の長期野外研究拠点において、これまで十分に顧みられてこなかった地域の歴史、文化、社会関係を明らかにした点、研究者と地域社会の関わりや、保全と開発に関わるアクターの役割を検証した点、それらをもとに有効で持続的な保護区運営システムを考案した点で意義が大きい。本研究の成果は、さまざまな保護区で参照・適用されることが望まれるものであり、多くの地域で生じている保全と開発をめぐる対立を解消するための方策を提示するものとして期待される。
|