研究課題/領域番号 |
17H04775
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 名古屋大学 (2020) 南山大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
吉田 早悠里 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20726773)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | アーカイヴズ / 史料 / アフリカ史 / エチオピア / F.J.ビーバー / オーストリア / デジタル化 / デジタルデータ / 歴史学 / アーカイヴス |
研究成果の概要 |
本研究は、エチオピア南西部カファ地方の民族学的研究の第一人者であるF.J.ビーバーが残した資料群を学術研究に利用するための基盤を整えることを目的とし、F.J.ビーバーの人物詳細の解明と、資料群の整理、デジタル化、目録作成を実施し、複数の場所に分散しているF.J.ビーバー資料群の全貌解明に取り組んだ。特に、資料の内容と詳細が明らかになっていなかったヒーツィンク区博物館所蔵資料と、K.ビーバー個人蔵資料の資料整理を行い、それらを学術研究に活用するための素地を整えた。これにより、F.J.ビーバーの資料群を後世に継承し、広く世の中に資するものとして活用していくための基盤を形成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
F.J.ビーバーの資料群は、エチオピア研究、歴史学、文化人類学、国際関係学など、さまざまな学問分野にて基礎資料としての価値を有する資料群であり、なかでもエチオピアの地方史/国家形成史、ならびにアフリカの角地域の歴史解明に大きく貢献するものである。本研究は、F.J.ビーバー資料群の全体像を明らかにしたことに加えて、エチオピア訪問時の絵葉書や日記を書籍として刊行したことにより、同資料群を広く学術研究に活用するための素地を形成した点で大きな学術的意義を有している。
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