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日本の中等公民教育における政治的・社会的判断力育成の歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H04792
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関新潟大学

研究代表者

釜本 健司  新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (10435208)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード公民教育 / 社会科教育史 / 政治的判断力 / 社会的判断力 / 公民教育史 / 判断力 / 主権者教育
研究成果の概要

本研究は,日本における戦前から現在にかけての公民教育の史的展開を政治的判断力の視点からとらえ直して,政治的・社会的判断力を育成する教科教育の史的展開の検討したものである。その検討の方向は,大きく次の三つにまとめられる。1.1920年代から1950年代の中等段階の教育で育成が意図された政治的判断力の様相とその史的展開を検討することによした。2.戦前から現在にかけての公民教育で育成が意図された社会的判断力育成の日本的特質の一端を把握した。3.前述の視点による考察をもとに,一連の研究を含めた近年の社会科教育史研究がもつ方法論上の特質を析出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は,以下のようにまとめられる。まず,日本における戦前から現在にかけての公民教育の史的展開を,政治的判断力・社会的判断力の視点から捉え直して検討することにより,政治的・社会的判断力育成の日本的特質の把握を拡充できた。また,一連の研究の方法論上の特質を考察したことで,本研究課題において実施した一連の研究を含む近年の社会科教育史研究のもつ方法論的特質を検討できた。
さらに,こうした意義をもつ研究を実施することで,現在および今後の社会系教科における育成をめざす政治的判断力・社会的判断力の検討に資する基礎的考察を実施できた。

報告書

(5件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (23件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (13件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 「成立期の中等社会科における政治的批判力の位置づけとその特質―世論に関する内容の取扱いを通して―」2020

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 雑誌名

      『新潟大学教育学部紀要 人文・社会科学編』

      巻: 12-2 ページ: 143-150

    • NAID

      120006822975

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「戦前公民科成立期における公民科と修身の関係―文部省主催公民教育講習会の講演内容を通して」2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 雑誌名

      『新潟大学教育学部紀要 人文・社会科学編』

      巻: 12-1 ページ: 1-8

    • NAID

      120006811415

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「主権者育成をめざす社会科学習の考え方―政治的リテラシーの育成に資する学習デザインを中心として―」2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 雑誌名

      グローバル教育を考える新潟社会科の会『地球的視野で考え社会認識を深める』

      巻: 10 ページ: 3-10

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 「戦前公民科における『国土・領土』の取扱い―成立当初の教科書における『人口ト国土』の記述の分析を中心として―」2018

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 雑誌名

      『新潟大学教育学部紀要 人文・社会科学編』

      巻: 第10巻第2号 ページ: 363-370

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「公民教育の歴史的展開からみた近年の日本における社会系教科課程の特質」2017

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 雑誌名

      『全国社会科教育学会・韓国社会教科教育学会研究交流論文集』

      巻: Vol.7 ページ: 83-93

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 「日本の社会系教科教育の歴史的研究の意義と課題 ―教科内容を対象とした研究を中心として―」2022

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第71回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 「成立期社会科における教育の民主化の取扱い―宮原誠一の所論を中心として―」2022

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      日本シティズンシップ教育学会第3回大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 「社会科における私法の取扱いの歴史的展開と課題 ―民法を中心に―」2021

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      法と教育学会第12回学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 「『社会改善』に関する内容の位置づけと取扱いにみる戦前公民科の成立と変容」2021

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第70回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 「戦前公民科成立期における公衆衛生の位置づけと取り扱い―実業補習学校公民科教授要綱と中学校教授要目の比較を通して―」2020

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第69回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 「成立期の社会科における『社会生活の民主化』に関わる内容の取扱い ―『学校教育』に関する内容の場合―2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      第30回日本公民教育学会全国研究大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「日本の中等学校社会科成立期における判断力・批判力の位置づけとその特質 ―職業・労働に関する内容の場合―」2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      日本社会科教育学会第69回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「修身との関係にみる戦前公民科の成立 ―『職業』に関する内容を手がかりとして―」2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第68回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「教授内容にみる戦前公民科の変容 ―『立憲政治』に関する内容を手がかりとして―」2019

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      九州教育学会第71回大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「成立期の中等学校社会科における政治に関する判断力の特質―学習指導要領の検討を中心として―」2018

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      第29回日本公民教育学会全国研究大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「日本の中等学校社会科における政治的判断力・批判力の位置づけとその変遷―世論に関する内容を中心として―」2018

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第67回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「『地方自治』をめぐる内容にみる戦前日本の中等学校における公民科の成立―態度形成と関わらせて―」2018

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      九州教育学会第70回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「公民教育の歴史的展開からみた近年の日本における社会系教科課程の特質」2017

    • 著者名/発表者名
      釜本 健司
    • 学会等名
      第7回 全国社会科教育学会・韓国社会教科教育学会研究交流
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 『社会科重要用語事典』2022

    • 著者名/発表者名
      棚橋 健治・木村 博一編著
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      明治図書出版
    • ISBN
      9784183464309
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 『初等社会科教育の理論と実践―学びのレリバンスを求めて―』2022

    • 著者名/発表者名
      原田 智仁 編著
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      教育情報出版
    • ISBN
      9784909378521
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 『中等社会系教育』2021

    • 著者名/発表者名
      國分 麻里・川口 広美 編著
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      協同出版
    • ISBN
      9784319003587
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 『中学校社会科教育・高等学校公民科教育』2020

    • 著者名/発表者名
      社会認識教育学会 編著
    • 総ページ数
      176
    • 出版者
      学術図書出版社
    • ISBN
      9784780606812
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 『新版 テキストブック公民教育』 担当部分「日本における公民教育の歴史的展開」2019

    • 著者名/発表者名
      日本公民教育学会編
    • 総ページ数
      255
    • 出版者
      第一学習社
    • ISBN
      9784804077314
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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