研究課題
若手研究(A)
ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊探索のための新しい液体キセノン検出器の研究開発を行なった。検出器は新型プラスチックシンチレータ容器に液体キセノンを導入したものである。液体キセノンのシンチレーション光を新たに開発したプラシン容器の内面で175nm(VUV)から可視光に変換し検出した。また波長変換された液体キセノンの発光波形とプラシン容器の発光波形の違いを利用して大きくBGを低減できることを示した。
新しい液体キセノン検出器を開発した。液体キセノンのシンチレーション光をプラシン容器内面で波長変換することで、液体キセノンの発光波形は、波形の立ち上がり成分が緩やかになり、立ち上がりの早いチェレンコフ光と区別して検出しやすくなる。液体キセノンの発光波形に埋もれた、チェレンコフ光成分を抽出することにより、液体キセノン検出器に方向の情報を付加でき、将来究極のBGとなる8B太陽ニュートリノ低減に向けた研究開発を行なった。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
Journal of Physics: Conference Series
巻: 1468 号: 1 ページ: 012138-012138
10.1088/1742-6596/1468/1/012138