研究課題/領域番号 |
17H04864
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
寺本 慶之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (00635328)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | プラズマ / レーザー計測 / ラジカル / 振動温度 / N原子 / 大気圧 / 窒素原子 / パルス / 大気圧プラズマ / ストリーマ |
研究成果の概要 |
放電時間間隔・パルス幅可変長電源の作製し、連続パルスコロナ放電を任意の時間間隔で発生させ、この際に生成されるN原子をTALIF計測システムにより観測することで、振動エネルギーがラジカル生成に与える影響を調査した。この結果、放電時間間隔が小さいほど2ndパルス放電におけるN原子生成エネルギー効率が高く、最大で3倍ほどの値となった。また2ndパルス放電におけるN原子生成領域が1stパルス放電のN原子生成領域と異なることを示した。これらのことより、2ndパルス放電では1stパルス放電で生成された振動励起窒素分子の利用しN原子が高効率で生成されていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気圧非熱平衡プラズマ中ラジカル種はその高い反応性から、幅広いプロセスで応用研究されている。一方でプラズマへ投入されたエネルギーの約70%が分子振動励起に消費されており、多くの投入エネルギーが最終的に熱に転換されている。本研究ではこの振動励起分子に蓄えられたエネルギーに着目し、それを活用することで主要ラジカルの生成効率向上を目指ことで、大気圧プラズマ技術の幅広い分野の発展に貢献するものである。
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