研究課題/領域番号 |
17H04870
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 分子科学研究所 (2018-2019) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
草本 哲郎 分子科学研究所, 生命・錯体分子科学研究領域, 准教授 (90585192)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
23,530千円 (直接経費: 18,100千円、間接経費: 5,430千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2017年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | ラジカル / 発光 / スピン / 磁性 / 金属錯体 / 磁場効果 / 励起状態 / 一次元 / magnetoluminescence / 光物性 / 磁気物性 / 開殻 / 光機能 / 光安定性 / 物性 / 電子状態 |
研究成果の概要 |
高い光安定性と発光特性を併せ持つ新しいラジカル分子を様々に創製した。これまでラジカルの光照射下における分解が研究遂行上のボトルネックとなっていたが、新たに開発したラジカルbisPyTMは、TIPSペンタセンという光安定な閉殻分子よりも高い光安定性を示すことを見出した。またラジカルの発光が磁場により制御できることを初めて見出した。ラジカルにおけるスピンと発光の協奏機能を初めて実現できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラジカルの発光特性に着目した研究例は極めて限られており、その特徴や発現メカニズムは十分に理解されていなかった。本研究ではラジカルの発光および非発光過程の要因を明らかにすることができた。また開殻電子系を有するラジカルが示す発光は、通常の閉殻分子の発光とは異なる特徴があることを実験的に明らかにした。これらは分子科学や光物性科学に新たな知見を与える成果であり、学術的に大きな意義を有する。
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