研究課題/領域番号 |
17H04913
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐久間 臣耶 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (40724464)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2017年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
|
キーワード | 機械的特性計測 / スフェロイド / ソーティング / MEMS / microTAS / 機械特性計測 |
研究成果の概要 |
本研究では,高剛性のロボット統合型マイクロ流体チップを用いて,チップ内の力計測プローブを用いて,スフェロイドを変形し,その時の画像情報と力情報から,スフェロイドの機械的特性し,計測した機械的特性の情報に基づき分取操作を行う,機械指標活性型スフェロイドソーティングシステムを構築した.26個のMSCスフェロイドを用いた実験により,3.14個/分のスループットでの,連続した機械特性計測,および,MSCスフェロイドとマイクロビーズの混合溶液を用いたソーティングの基礎評価を行い,MSC: 5個/5個,ビーズ: 5個/5個の,連続した機械指標活性型オンチップソーティングを達成した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オンチップソーティング技術は,細胞集団の中から特定の指標に基づきある細胞集団を分取する技術であり,単一の細胞・スフェロイド・オルガノイド解析において重要な技術として広く用いられている.現在は,蛍光活性型細胞ソーティング(FACS)に代表されるように,分取指標として蛍光指標が主流であるが,さらなる詳細な単一細胞の解析,および,従来では見つけることができなかったユニークな細胞の発見・分取のためには,新たな計測モダリティが必要であると考えられる.本研究で構築した機械指標活性型ソーティングは,従来のソーティングモダリティに機械指標という新たなモダリティを付与すると考えられる.
|