研究課題/領域番号 |
17H04926
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
竹井 邦晴 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20630833)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | フレキシブルセンサ / ウェアラブルデバイス / 化学センサ / 健康管理 / ハイブリッドシステム / 物理センサ / ウェアラブルセンサ / 無線システム / ハイブリッドデバイス / 電子デバイス / pHセンサ / CCD / 多機能デバイス / 汗 / 電子デバイス・電子機器 / マイクロ・ナノデバイス / フレキシブルデバイス / 温度センサ / 心電図センサ / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
本研究では化学センサと物理センサを融合した新規ウェアラブル健康管理デバイスの開発を行った。特に化学センサでは、電荷転送型(CCD)フレキシブルpHセンサを初めて開発することで高性能な汗中のpH計測を実現した。物理センサとしては、心電図、呼吸、皮膚温度、皮膚湿度を構造や材料を工夫することで高精度且つ安定に計測するフレキシブルセンサへと発展させた。これら多種センサをフレキシブルフィルム上に集積し、無線による一括計測を実現する無線・信号処理回路を開発した。最後にこれら集積センサシートと無線システムを融合することで人からの常時・連続な多種バイタル計測の実証試験を行うことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新しい電子デバイス構造の提案による化学センサ、新しい材料による温度センサや湿度センサ、新規構造によるセンサの高精度化、そして多種センサをフレキシブルフィルム上に一括形成するプロセス技術の開発に成功した。これらは電子工学、材料工学、計測学、そしてプロセス学として新たな知見を創出したものであり学術的な貢献度は非常に大きい。また開発したセンサを常時生体計測へと展開したことから今後医工連携へと繋がる成果である。もし今後医工連携へと発展し、ウェアラブルデバイスで健康管理ができるような社会が実現できれば、健康で安全・安心・快適な社会へと発展することが期待できるものである。
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