研究課題/領域番号 |
17H04929
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
村松 大陸 東京理科大学, 理工学部電気電子情報工学科, 助教 (80779140)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
21,060千円 (直接経費: 16,200千円、間接経費: 4,860千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2017年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 人体通信 / ボディエリアネットワーク / ヒューマンインターフェース / ウェアラブル/インプランタブル / 数値電磁界解析 / ヘルスケア / 生体信号計測 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,人体通信機器の仕様に対して,高性能かつ低消費電力な機器の設計指針を示すことである.特に,設置型機器を含む通信などの具体的な利用形態を想定し,数値人体モデルに加えて実人体による被験者実験を行い,人体周辺の電磁界分布や送受信特性などを評価した.これらの検討により,人体通信システムの物理層において重要となるアンテナ電極の設計方をまとめた.さらに検討過程で,人体通信用の電極を用いて生体からの電磁応答を測定することにより生体信号を検出可能なことを示し,人体通信と生体信号計測を統合したアプリケーション開発の足がかりを築いた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人体通信や電磁的な生体信号計測は,メカニズムや具体的なシステム設計手法が不明確ゆえ,大きな期待が寄せられる反面いまだ実用化には至っていない.本研究はこの状況を打開するため,物理層の基本設計指針を確立するという他に類を見ない統合的な取り組みを行った.得られた伝送メカニズム等の基礎データや開発されたツールは,人体通信や血糖計測のみならず各種WBANシステムの設計,無線システムにおける生体影響や電磁曝露等の安全性評価,そして今後需要が高まるであろうディジタル医療分野にも大きく貢献すると考えられる.
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