研究課題/領域番号 |
17H04954
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
多賀谷 基博 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20621593)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | ナノバイオ材料 / ナノバイオセラミックス / 無機/有機ハイブリッド / セラノティクス素材 / QCM-D / ナノバイオ接合界面 / ナノ空間設計 / 水酸アパタイト / セラノスティクス粒子 / ナノ多孔質構造 / ナノ多孔質水酸アパタイト / 層状リン酸八カルシウムの光機能化 / 希土類イオン含有リン酸カルシウム化合物 / バイオイメージング素材 / セラノティクス / 光機能材料化学 / バイオイメージング / メゾ多孔質構造 / 多孔質水酸アパタイト / 層状リン酸八カルシウム / 希土類イオン / メソ構造粒子 / ナノ粒子セラノティクス / 多孔質リン酸八カルシウム / ナノバイオ / 生体材料 / 構造・機能材料 / ナノ材料 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
増殖・転移が非常に遅い超早期段階の腫瘍を細胞レベルで非侵襲に検出する診断,及び,完全に治療する材料開発が必要である.本研究では,生体内のがん細胞を非侵襲・高感度に検出して死滅させる目的で,生体内に類似した有機分子集合体における核形成と集積構造形成を利用し,生体親和性と発光特性に優れたメソ多孔質水酸アパタイトナノ粒子を創製した.さらに,分子修飾技術を駆使し,細胞レベルで超早期の腫瘍部位を可視化する診断技術へ応用した.創製した粒子の高感度選択性とメソ細孔の分子担持・輸送能を活用し,光応答性分子修飾による光誘起の抗がん剤放出原理を見出した.超早期がんの診断・治療を革新・創造するものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はナノバイオ材料を基盤とした新学術領域を創成するものであり,細胞レベルでの超早期がんの診断・治療原理を革新し,診断・治療薬剤として実用するものである。具体的に,本研究の達成により,がん超早期診断・治療スキームにおいて,蛍光内視鏡による画像診断・光誘起抗がん剤治療・組織生検・手術時 (摘出部位イメージング) など「患者に負荷の無い非侵襲医療」を実現する薬剤となり,日本国のバイオ・医療分野の発展へ貢献するものとなる。
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