研究課題/領域番号 |
17H04965
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
古川 森也 北海道大学, 触媒科学研究所, 准教授 (10634983)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2017年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 合金触媒 / 金属間化合物 / 擬二元系合金 / 脱水素 / 排ガス浄化 / 水素キャリア / ハイブリッドアロイ / 合金 / 触媒 / 固溶体合金 / 位置選択性 / 触媒設計 |
研究成果の概要 |
本研究では、従来の金属材料と比べ、より柔軟かつ自由度の高い触媒設計が可能な新規合金材料「金属間化合物―固溶体ハイブリッドアロイ」の開発を目指し、材料開発と触媒応用、反応機構解析を統合した包括的研究を行った。その結果、排ガス浄化反応や水素生成反応といった社会的重要度の高い触媒反応系において、極めて高い触媒性能を示す新規合金触媒を開発することに成功した。今回得られた触媒性能は、従来型の金属・合金材料では達成することが難しいものであり、金属間化合物―固溶体ハイブリッドアロイの理念に基づく新規触媒設計指針が極めて有効であることを実証するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまでの金属触媒の設計概念を大幅に拡張できることを示したものであり、今回達成した反応系以外にも展開可能な普遍的な学術的理念と化学技術を確立したと言える。そのため、今後の自身の研究展開はもちろん、世界の研究者に対しても波及効果が期待できるものである。また、今回高効率化を達成した反応系は排ガス浄化や水素生成といった社会的重要度の高いものであり、本触媒系が社会に与えるインパクトも非常に大きいと言える。実際に、水素生成(メチルシクロヘキサン脱水素)の成果は新聞記事としても取り上げられ、社会からの関心の高さが示された。
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