研究課題
若手研究(A)
食料と競合しないバイオマス資源を活かしたバイオリファイナリー技術の開発を目的に、主に非可食性糖類から得られるフルアルデヒドの炭素増加を介した変換プロセス技術開発を試みた。固体酸触媒を用いることで2-フルアルデヒド(C5)へホルムアルデヒド(C1)を作用させ、5-ヒドロキシメチル-2-フルアルデヒド(C6)を効率的に得られるプロセスを開拓した。また、2-フルアルデヒド誘導体であるコハク酸(C4)への炭素増加を介する誘導体合成プロセス、酸化還元や縮合を介した周辺化合物の官能基変換に資する新規触媒の開発にも成功し、体系的なバイオリファイナリープロセス・触媒技術の開発に貢献する成果を得た。
食料と競合しないバイオマス資源を活かしたバイオリファイナリー技術の開拓は、優れた持続可能性を具備した次世代型の資源変換プロセスである。本研究では、主に炭素数5の2-フルアルデヒド(フルフラール)資源の効率変換技術開発を目的に、炭素増加を経た炭素数6のHMF合成、フルフラール誘導体のコハク酸のエステル化や水素化を経た触媒技術開発、酸化/還元/縮合/異性化反応等を用いた周辺バイオマス資源変換技術の向上を図った。固体酸触媒や合金触媒を用いたバイオマス資源変換に関する学術的知見を深め、バイオマス資源を基盤とする次世代型の資源・エネルギー循環システム構築を図る上での新しい要素技術の可能性を示した。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 3件、 査読あり 15件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (41件) (うち国際学会 12件、 招待講演 9件) 備考 (4件) 産業財産権 (2件)
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