研究課題/領域番号 |
17H04968
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 同志社大学 (2019-2020) 九州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
田原 義朗 同志社大学, 理工学部, 准教授 (30638383)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | ワクチン / エマルション / solid-in-oil-in-water / アジュバント / ドラッグデリバリーシステム / solid-in-oil / ナノゲル / 免疫 / Solid-in-Oil |
研究成果の概要 |
ワクチンとは感染症対策において最も重要であり、本研究の目的であるアジュバントとはワクチンにおいて免疫を活性化するために添加されるものである。本研究ではナノゲル、エマルション、油中ナノ分散化技術を融合した新しいエマルションアジュバントを創出することを目的として研究を行なった。作成された新規エマルションアジュバントは、既存の方法よりも高い抗体産生、担がんマウスの治療効果などのワクチン活性をもつことが明らかとなり、これは新規エマルションアジュバントが、抗原をエマルション内に封入した状態で、アジュバントと抗原を同一の抗原提示細胞に同時に送達することが可能であることによって達成されたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19のような新興感染症の台頭は大きな社会的インパクトがあり、ワクチンは最も重要な感染症対策である。本研究で得られた効率の良いワクチン効果を得るための知見は今後のより高度なワクチン開発を進める上で重要な役割を果たすと考えられる。またその背景には、材料科学的な構造解析により、solid-in-oil-in-waterエマルションという学術的意義のある新しい材料が作成できたという成果が存在する。さらに本研究は、この工学分野で開発された新しい材料をワクチンという医学分野へ応用した異分野融合研究によって得られた研究成果である。
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