研究課題
若手研究(A)
げっ歯類を対象としたin vivo 2光子カルシウムイメージングでは、行動や認知機能に関連する神経細胞の活動を単一細胞レベルで明らかにすることができる。この技術を課題実行時の霊長類に応用するために、コモンマーモセットに上肢の運動課題を訓練する方法を開発した。頭部固定状態のマーモセットは、上肢でポールを操作し、スクリーン上のターゲットにカーソルを移動させることができた。。我々は、この運動課題の実行中に、大脳新皮質・運動野第2/3層神経細胞のin vivo 2光子カルシウムイメージングをおこない、細胞体、樹状突起、軸索から運動課題に関連した活動を明らかにした。
我々は、霊長類コモンマーモセットで、課題実行時に脳のin vivo 2光子カルシウムイメージングをおこなう系を確立した。今後、この系を用いて、様々な精神・神経疾患モデルの遺伝子改変コモンマーモセットの神経基盤を解明することによって、疾患における神経ネットワーク変容の理解に役立てることで、新たな治療方法の開発につながることが期待できる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (2件)
Proceedings of the National Academy of Sciences
巻: 116 号: 45 ページ: 22844-22850
10.1073/pnas.1903445116
Nat Commun
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