研究課題/領域番号 |
17H05017
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態・環境
|
研究機関 | 東北大学 (2020, 2022) 国立極地研究所 (2017-2019) |
研究代表者 |
塩見 こずえ 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (50756947)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
|
キーワード | ナビゲーション / バイオロギング / 帰巣経路 / 移動生態 / 海鳥 / 移動経路 / ミズナギドリ / 帰巣 / 種間比較 / 個体群間比較 / 認知行動生態 / 知覚 / 認知生態学 / 動物行動 |
研究成果の概要 |
外洋を数百kmから数千kmのスケールで移動する鳥類(ミズナギドリ科 Calonectris属4種)を対象に、動物装着型GPSロガーを用いた自然環境下での帰巣経路記録、そして種内および種間での移動パターンの比較を行なった。餌場から巣まで長距離飛行をして帰り着くプロセスと、その帰巣パターンを形成する外的・内的制約の一部を明らかにした。また、比較解析の前提情報としてオオミズナギドリの遺伝的個体群構造を推定し、繁殖地間で遺伝的分化が起こっていないことを示唆する結果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、動物が進化してきた舞台とも言える自然環境下での行動を動物搭載型ロガーで記録してつぶさに分析し、その行動パターンを種内および種間で比較することによって帰巣に関わる認知能力やその限界を突き止めることを試みた点にある。「帰巣」は幅広い動物群に見られる行動であり、研究の歴史も長い。これまでの研究では人為的に特定の感覚や環境条件を操作・制御する実験が主流であったが、本研究のようなアプローチも発展させていくことで、帰巣行動の適応進化や多様化のプロセスの全体像に迫れるはずである。
|