研究課題/領域番号 |
17H05036
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高篠 仁奈 東北大学, 農学研究科, 准教授 (80507145)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 開発経済学 / ジェンダー / 農業経済学 / アジア / 経済発展 / 農村社会 |
研究成果の概要 |
本研究は、農村における女性の地位と権利意識を決定づける社会・経済的要因を明らかにし、ヒューマンセキュリティ(人間の安全保障)の観点から、女性のエンパワメント(能力・地位の向上)に資する知見を探ることを目的として行った。 このため、経済学を基礎とした手法により、インドのMeghalaya州および、バングラデシュのクルナ州などを対象とした調査を実施した。収集したデータに基づく実証分析を行い、ジェンダーに関する意識を決定づける要因は何か、現地NGO・政府が支援を行う上での制約とその解決法は何か、といった問題について実態を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現地のNGOや地方政府の協力を得ながら、母系社会における女性の地位向上や権利意識について詳細な実態を示した点に特色がある。インドの母系社会やバングラデシュの農村などでアンケート調査を行い、計量経済学の分析手法を用いて、女性の地位・意識、知識や行動に関する決定要因について精緻な分析を行った。現地NGOが実施する啓発プログラムと村落での自治システムとの関係や、女性の政治参加に関する情報など、NGOや現地政策担当者が効果的なプログラムを行う上で有用な知見が得られた。
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