研究課題/領域番号 |
17H05055
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 東北大学 (2018-2020) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
浅井 禎吾 東北大学, 薬学研究科, 教授 (60572310)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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キーワード | 天然物化学 / 生合成 / 二次代謝 / ポリケチド / 異種発現 / ゲノムマイニング / 天然物 / 合成生物学 / 活性天然物 / 糸状菌 / ポリケタイド合成酵素 / ポリケタイド / 二次代謝物 / 天然物探索 |
研究成果の概要 |
本研究では、糸状菌のポリケタイド合成酵素 (PKS) 遺伝子に着目し、遺伝子情報の中から、ユニークなPKS遺伝子を含む遺伝子クラスターを探索し、それらを麹菌で異種発現することで、新しい構造の天然物および新しい遺伝子機能の発見を目指して研究を行なった。その結果、糸状菌の反復型PKSとして最大の反復回数を示す酵素の発見と、新しいポリエンマクロライドの発見に成功した。また、ホスココリンやホスホエタノールアミンが付加した新しい抗菌活性マクロライドの発見に成功し、また、それらを付加する酵素機能を明らかにした。本研究成果は、今後、医薬品開発に有用となる新しい天然物の発掘を加速させるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然物はこれまでに数多くの医薬品開発に貢献してきた重要な医薬資源である。しかしながら、新規天然物の発見や天然物の供給に様々な問題点があり、医薬品開発の現場から遠ざかっている。本研究成果は、新しい天然物を合理的に効率よく発見する方法を示すものであり、持続的な医薬シーズ供給を可能にするものである。また、現在治療薬が乏しい非結核生抗酸菌に対する抗菌物質の発見は、新しい治療薬の開発につながる成果であり、天然物の医薬品開発における有用性を示す結果である。
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