研究課題/領域番号 |
17H05066
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 歩 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (80639708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
24,440千円 (直接経費: 18,800千円、間接経費: 5,640千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
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キーワード | 減数分裂 / MAX / MYC / MGA / Max / 体細胞分裂 / PRC1.6複合体 / Myc / mga / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
減数分裂は酵母からヒトまで有性生殖生物に広く保存された特別な細胞分裂様式である。哺乳類では生殖細胞のみが減数分裂を行い、精子や卵子が作られる。生殖細胞は減数分裂に先立ち体細胞分裂により数を増やすが、どのように体細胞分裂から減数分裂へと切り替わるのかについては、いまだ明らかでない部分が多い。我々は近年、Max遺伝子を抑制することによりES細胞から減数分裂様の細胞を誘導することに成功した。しかしMaxが実際生体内においても減数分裂を抑制する作用を担っているかについては不明である。そこで本研究課題では、生体内での減数分裂開始機構におけるMaxの機能の解明を目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体細胞分裂から減数分裂への切り替えは哺乳類ではほとんどわかっておらず、Maxがこれを制御することが生体内できちんと証明されることはこの分野の理解を大きく進めることが期待される。さらに哺乳類の減数分裂は、生殖細胞という生体内のごく限られた細胞で生じる現象であるため、一般的に解析には技術的な困難を伴う。しかしながら減数分裂開始の分子基盤の解明に関してES細胞を用いていることは、極めて複雑な精子、もしくは卵子の形成を司る分子基盤の中で、減数分裂のみに特化し、その他の配偶子形成に関わる分子メカニズムを排除した実験系を提供することができる。
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