研究課題/領域番号 |
17H05095
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪市立大学 (2020-2021) 京都府立医科大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
板谷 慶一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (70458777)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 血流解析 / シミュレーション医学 / 成人先天性心疾患 / 先天性心疾患 / 画像診断 / 心臓MRI / 心臓超音波 / 流体力学 / 4D flow MRI / CFDシミュレーション / 成人先天性心臓外科 / シミュレーション医療 / 血行動態 / 4D flow MRI |
研究成果の概要 |
成人先天性心疾患の血行動態に関するアセスメントの手法の構築、並びに臨床例での実践を通じて血行動態でアセスメントするべき内容や項目に関して明確になった。 右心系の血行動態に問題をきたすことの多い成人先天性心疾患では左右の心機能および血行動態を包括的かつ無侵襲に評価する方法が必要であり、このため4D flow MRIの解析ソフトウェアを構築し、スキャンのプロトコルを作成した。臨床例でこの4D flow MRIの解析を行った結果、肺動脈弁の逆流、右室流出路狭窄が可視化され、手術後にエネルギー損失が軽減することが判明、論文発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療介入基準や診断、血行動態のアセスメントが極めて難しいとされ、エビデンスが枯渇していた成人先天性心疾患において3次元的に複雑な解剖であるにもかかわらず、系統的に左右心機能と体肺循環血行動態を評価し、問題点を明確にすることで手術適応、薬物療法の適応を明確にすることができた。 手術加療を行うことでエネルギー損失値の低下とともに心負荷が大きく軽減することが確認されたが、結果患者は運動耐容能が増大し、就労などに制限がなくなり質の高い生活ができるようになっており、若年患者での新たなエビデンスを発信したことが社会的に大きな意義をもたらしたと考えられた。
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