研究課題
若手研究(A)
転写因子Runx2は骨芽細胞の運命決定と軟骨細胞の肥大化に必須である。本研究では、新生仔マウスのin vivo骨芽細胞・軟骨細胞ゲノムにおいて、Runx2-DNA結合と細胞種特異的なエピジェネティックランドスケープとの統合解析を行った。これにより、骨芽細胞・軟骨細胞特異的なRunx2標的エンハンサー候補を同定した。さらに、その一部について機能検証を行い、骨形成におけるRunx2を介した転写制御機構の一端を解明した。
転写因子Runx2は骨を形成する骨芽細胞の分化決定・成熟化を促進する作用と、軟骨組織に存在する軟骨細胞の分化・肥大化を進める作用を有しており、これらのメカニズム解明は、骨格組織の再生医療法の確立や疾患の分子病態の理解に必須である。本研究では、Runx2の骨芽細胞と軟骨細胞に対する作用メカニズムの一端を、ゲノムワイドな転写制御機構の観点から明らかにし、骨格再生に向けた基礎的知見を取得した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 6件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 8件)
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