研究課題/領域番号 |
17H06109
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
横田 隆徳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90231688)
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研究分担者 |
永田 哲也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト准教授 (50362976)
宮田 完二郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50436523)
津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
173,030千円 (直接経費: 133,100千円、間接経費: 39,930千円)
2021年度: 34,580千円 (直接経費: 26,600千円、間接経費: 7,980千円)
2020年度: 47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
2019年度: 29,380千円 (直接経費: 22,600千円、間接経費: 6,780千円)
2018年度: 29,380千円 (直接経費: 22,600千円、間接経費: 6,780千円)
2017年度: 32,240千円 (直接経費: 24,800千円、間接経費: 7,440千円)
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キーワード | 血液脳関門 / グルコーストランスポーター / トランスフェリン受容体 / 抗体工学 / 神経変性疾患 / ヘテロ核酸 / Glucose transporter / 核酸医薬 / リサイクリング / トランスフェリン / Glut 1/4 / Glut / 核酸 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
核酸医薬品は次世代医薬として注目されている。特に神経難病では、その開発が目覚ましい。一方で、核酸医薬品は全身投与では脳内に移行せず、髄腔内投与が必要である。そこで、血液脳関門(BBB)に高発現し、内在化する受容体であるグルコーストランスポーター1および4、トランスフェリン受容体に対する抗体を作製した。得られた抗体について、抗原への結合を確認したのに加え、細胞を用いた結合活性評価を行い、細胞上で標的となる受容体を認識することが確認された。また新たにLDL受容体を介する血液脳関門を通過するリガンドを取得し、それにより全身投与により中枢神経での遺伝子抑制効果を確認することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計算科学を活用しながらGlut1/4の細胞外に位置する領域を、新規方法で作製した融合タンパク質を設計し、その融合タンパク質を活用しながらの抗体取得を行っている。生体内において重要な役割を果たしているケースが多い多重膜貫通タンパク質に対する機能性抗体の取得が効率的に行えるようになると考えられ、極めて大きな波及効果が期待される。また全身投与でリガンド結合ヘテロ核酸の脳内移行および遺伝子抑制効果を確認しており、全身投与での中枢神経疾患への治療に一歩近づいたと考えられる。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A+
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評価記号 |
評価結果 (区分)
B: 当初目標に対して研究が遅れており、今後一層の努力が必要である
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