研究課題/領域番号 |
17H06114
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
長嶋 祐二 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (50138137)
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研究分担者 |
原 大介 豊田工業大学, 工学部, 教授 (00329822)
堀内 靖雄 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30272347)
酒向 慎司 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30396791)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
141,960千円 (直接経費: 109,200千円、間接経費: 32,760千円)
2020年度: 17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 68,900千円 (直接経費: 53,000千円、間接経費: 15,900千円)
2018年度: 27,820千円 (直接経費: 21,400千円、間接経費: 6,420千円)
2017年度: 28,210千円 (直接経費: 21,700千円、間接経費: 6,510千円)
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キーワード | 手話 / データベース / 3次元動作 / アノテーション / 言語解析 / 手話認識 / 手話アニメーション |
研究成果の概要 |
本研究では、男女2名による言語資料提供者により、高精度・高精細な3次元動作・映像・深度データによる6,359単語の手話単語データベースKoSignを構築した。さらに、世界初となる対話の高精細・高精度の3次元動作と映像データの収録も行った。収録対話は、より有意義なデータとするため、単語、表情などの抽出、翻訳などのアノテーションを行った。また、アノテーションを支援するためのツール(MAT)の構築も行った。 KoSignとMATは、手話研究推進を目的としてNII IDRより2021年5月25日に第1期分3,701語彙とアノテーション付きの3対話を公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で最も重要な成果は、時空間解像度や質の異なる入力媒体からの全てのデータを同期した多次元的な手話の単語・対話データベースKoSignを構築したことである。KoSignは、3次元動作・映像・深度・赤外線画像データより構成され、言語資料、工学的研究資料とし計り知れない価値をもつデータとなる。特に、3次元動作による対話データは、未解明な手話のリズムに関する詳細な時空間解析を可能とするため、世界的に見ても貴重なデータとなり、公開が望まれている。 KoSignの公開で、日本の手話研究の発展に大きな貢献となると共に、新たな研究方法の発見など、社会的意義は高いと思われる。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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