研究課題/領域番号 |
17H06169
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
浅野 泰久 富山県立大学, 工学部, 教授 (00222589)
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研究分担者 |
山口 拓也 富山県立大学, 工学部, 助教 (00748527)
日比 慎 富山県立大学, 工学部, 准教授 (30432347)
松井 大亮 立命館大学, 生命科学部, 助教 (40748513)
中野 祥吾 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (80748541)
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研究期間 (年度) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
205,010千円 (直接経費: 157,700千円、間接経費: 47,310千円)
2021年度: 36,660千円 (直接経費: 28,200千円、間接経費: 8,460千円)
2020年度: 35,230千円 (直接経費: 27,100千円、間接経費: 8,130千円)
2019年度: 37,440千円 (直接経費: 28,800千円、間接経費: 8,640千円)
2018年度: 44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2017年度: 50,960千円 (直接経費: 39,200千円、間接経費: 11,760千円)
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キーワード | ヒドロキシニトリルリアーゼ / アルドキシムーニトリル経路 / ヤンバルトサカヤスデ / アルドキシム脱水酵素 / アルドキシム-ニトリル経路 / 可溶性発現 / 節足動物 / 遺伝子発現 / 機械学習 / 酵素工学 / 可溶性変異 / 酵素 |
研究成果の概要 |
タンパク質遺伝子の異種宿主での発現を、「α-ヘリックス則」および「INTMSAlign-HiSol」法を用いて可溶性に改善する方法を開発した。ヤスデChamberlinius hualienensisのゲノム解析により、シアン代謝などに関わる酵素遺伝子を発見・帰属した。2種類のヤスデ由来のHNL、植物Passiflora edulisおよびLinum usitatissimum由来のHNL、並びに改変により結晶化したBacillus sp. OxB-1由来のアルドキシム脱水酵素のX線結晶構造解析を行った。合理的に改変した各種酵素を用いて、医薬中間体として有用な各種の光学活性化合物を合成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオテクノロジーの基本技術である遺伝子の異種発現技術では、しばしばタンパク質が凝集して生成される重大な課題がある。変異導入によるタンパク質の可溶性発現法を開発し、酵素などの利用分野を拡大することが出来る。ヤスデのゲノム解析を行い、特異なシアン代謝酵素群を有することを明らかにした。動物においても「アルドキシムーニトリル経路」を発見し、酵素学的検討と帰属を行った。微生物のみならず、新規な動植物酵素の開発を行い、それらの合理的酵素改変により、医薬中間体として有用な各種の光学活性化合物を合成した。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A+
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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