研究課題/領域番号 |
17H06201
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性物理およびその関連分野
|
研究機関 | 公益財団法人高輝度光科学研究センター |
研究代表者 |
室 隆桂之 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 分光・イメージング推進室, 主幹研究員 (50416385)
|
研究分担者 |
松下 智裕 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (10373523)
水野 潤 早稲田大学, ナノ・ライフ創新研究機構, 上級研究員(研究院教授) (60386737)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2017年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
|
キーワード | 光電子ホロブラフィー / 角度分解光電子分光 / 電子状態解析 / 局所構造解析 / 光電子ホログラフィー / 高分解能ディスプレイ型分析器 / 阻止電場型分析器 / 球面グリッド / 高エネルギー分解能化 / 高分解能ディスプレイ型分析 |
研究成果の概要 |
物質の物理的性質(物性)は、物質内での原子構造と電子状態によって決定される。本研究の目的は、物質の原子構造と電子状態を共に観測可能な、従来にない実験手法を開発することであった。これを実現するため、高いエネルギー分解能を持つ、阻止電場型分析器と呼ばれるディスプレイ型の光電子分析器を新たに開発し、原子構造の観測実験と電子状態の観測実験を一つの分析器で行うことに成功した。物性の新たな研究手法としての活用が期待できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究では、物質の性質を担う原子構造と電子状態は別々の環境で、異なる実験手法で調べられてきた。しかしながら、例えばグラフェンなどのように次世代のエレクトロニクス産業を担うと期待される新しい材料の多くは、原子構造と電子状態を共に同じ環境で観察することが求められている。しかし、従来はそれを可能にする実験手法がなかった。今回の研究で実現した、原子構造と電子状態を共に観測可能な実験手法により、次世代の産業を担う材料開発が加速すると期待される。
|